うまいかどうかはさておき、絵を描くのは、大好きです。
鉛筆などで線を書いて、ぼんやりと頭の中のものを具現化していく段階はまだ”何”を描くかが考えながらであることがほとんど。
あーだ、こーだ、そーだ! なんだ…へんだ… とんだ! ぱんだ、やった!んー?もうちょっと・・・
そんな過程を経てある程度鉛筆画を取り込んで線画を描き終えると、色を塗る段階に。
ここまでくると何となくイメージが見えてきて、できればある程度のところまで、誰かやってーと思う事もあります。
「何か出してドラえもん!」
とでもお願いしたくなるところですが、現実はそうはいかない…と思っていたら、え?あるじゃないですか!
という訳で前説が長くなりましたが、
AIが自動的に塗ってくれるサービス「PaintsChainer」のご紹介です。
AIってすごい!はやい!結果がおもしろい!そんなサービスです。 もちろん、スマホからもできますよ。
まずは、適当な線画を用意。 今回用意したのは、こちら。(なぜスライム…?自分でもわかりません。)
早速、「線画選択」から取り込んでみますよ!
スマホからなら、線画をカメラで撮影して取り込みなども可能。
でも、サイズが大きすぎたためか、読み込めず小さくリサイズ…。(画面はphotoshop)
そして、取り込むと同時にいきなり着色されます! おおー・・・!
右上、左下は、スライムベスっぽいかな。 右下、経験値稼げそうだ…。
着色の種類(?)をデフォルトの「さつき」から明るそうな「たんぽぽ」へ変更。
変更したら、再度「着色」ボタンを押します。
お、ちょっと濃淡(コントラスト)が軽くなってライトな印象になったかな?
は!でも、左上は悪魔に憑りつかれていそうだ…。
次に、ちょっと色を指定してAIくんを助けてあげましょー。(やってもらっといて上から目線)
左上にあるツールを使って、左側の原画の背景の適当なところに、思う色をちょっと置くだけで…。
※ツールの説明は後述
おお!背景塗られましたよ! 黄色と緑の2色置いてみましたが、なんかマイルドに馴染んでいますよー。 (もちろん、様々なペイントツールでも一回で塗れますが、黄色を置けば黄色、緑を置けば緑となるのが普通です。)この曖昧な感じが、いいですねー。 AIってなんかファジー。(久しぶりに使った、この言葉。)
※このとき、「□サーバルちゃん」にチェックを入れておくと時差(タイムラグ)はあるものの、リアルタイムに左側の指定が右側の着色結果に反映されます。
次は、キャラクターの中を塗ってみました。背景には、ど真ん中に白をざっくり指定。
うん、少しはみ出していますが、まぁ及第点かな。(偉そう)
は!でも、左上は水に溶けてしまっている…。
やはり、ある程度線は閉じておかないと、人でも識別は難しいよね。
それじゃ、これをダウンロードしよっかな。 …ん?ダウンロードボタン無い?
どうも無さそうなので着色された右側の画像を右クリックして、「名前を付けて画像を保存」(Windowsの場合)から保存しました。
今回はここまで。
その他にも、「お絵描き自動着色」ツールや「ペン入れ」ツールがありますので、またの機会に実験してみます。
まだ発展途上の技術かと思いますが、おそらくディープラーニングでみんなが使えば使うほど学んで賢くなっていくかと思います。人格?も増えていくでしょう。 AIを実感できる便利でおもしろいツールですね、今後の発展に注目です!
<その他補足説明>
- 1つ前に戻る
- やっぱり1つ先に戻す
- 色指定のクリア(自動着色のみへ)
- ペンで色を描きこむ(AIへ指示する)
- やっぱり指定した色を消す(細いのでペンで書いたものを完全に消すのはちょっと大変)
- ペンで描く色を選択 GIF画像には非対応です。透過のPNGにも非対応。(透過でなければOK)
- 「たんぽぽ」「さつき」は、絵描きによって絵が異なるようにこのAIの個性?人格?のようなもののようです。「たんぽぽ」が先代の長女、「さつき」が次女という感じでしょうか。三女が産まれるのはいつかな?(余談ですが、逆に絵からAIの性格を読み取れたら面白いですね。心理学者の方にやってみてもらいたいなぁ。)
- 「お絵描きツール」はPC版のみなのかな?Androidでは確認できませんでした。iOSは未確認。
- 線画を取り込んだ後にも、下部に「線画選択」が表示されていますが、同じ機能です。複数の画像を取り込める訳ではなく、押すと現在作業中のものが上書きされてしまいますのでご注意ください。
- 画像サイズは取り込み後、幅(Width)512px、解像度72dpiへ自動的にリサイズされるようです。その際に縦(Hight)も調整されます。
※上記内容については2017.10.24時点で確認したものになります。